「表装作品展@東京都美術館」に出展した作品のご紹介
時間が経ってしまいましたが、6月に東京都美術館にて開催されました、
「表装・内装作品展」への出展作品のご紹介です。
こちらの作品、実は昨年(2024年)の10月に、銀座にて開催されました、
表粋会主催「掛軸の未来展2024」出展作品の再出展でした。
本紙はこちら。

書の躍動感と、周囲のマーブリングの色彩、一目で伝わる元気で楽し気な雰囲気。
かつその感じを内に留めることなく、自然と周囲に振りまいて、周りも幸せにしていきそうな感じ。
そんな作品の多幸感溢れる感じを、是非表具で引き立てたいなと思いました。

デザインしたのはこんな感じ。
本紙の周囲のマーブリングの部分を綺麗にカットしてしまっては、
作品の魅力をそぐ気がして、不規則なかたちのまま活かそうと思いました。
とはいえ、ただの裏打ち紙では面白くないので、
ぽつぽつ穴のあいた落水紙での裏打ちを行いました。
続いて、周囲の円形の装飾。
マーブリングの色との相性を考えると、かなり鮮やかな色味が良いと思いました。
表装材料の裂地で合うものを探しましたが、残念ながらドンピシャの色味のものはありませんでした。
というわけで、なりふりかまわず、イメージに合う色の裂を探し、
何とか見つけることができました。
これらを円形にカットし、繋いでいきまして。









ほぼイメージ通りに行きました。
このまま仕立てを進めて行きまして。

なんとかかんとか、完成しました。








こんな感じで完成した掛軸、「掛軸の未来展2024」に続き、
東京都美術館にて開催された「表装・内装作品展」にも出展いたしました。
そして!
こちらのページからもご覧いただけますが、今回の作品は、来場者人気投票で5位に選ばれました!

大変光栄な結果です。本当にありがとうございました。
引き続き、伝統的な表装技術と感性を活かしつつ、
より現代的な表装にも挑戦していきたいと思います!


