障子の張替えは今がチャンス?年末より春〜初夏の時期がおすすめな理由

今回は 「障子の張替えっていつがいいの?」 というお話です。

障子の張替えといえば、「年末の大掃除のタイミングでやるもの」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
確かに年末は家をきれいに整える時期。障子も張替えて新しい年を迎えたい、というお気持ちはよくわかります。
実際、昭和~平成初期頃までは、年末には毎年、障子を張り替えるご家庭が多くありました。
数が多い場合は、我々のような表具店・経師屋に依頼がありましたが、数枚であれば大掃除のついでにご自分で張替えをされるという方も多かったと思います。

そのように、障子の張替え=年末、のイメージがありますが、実際のところ、障子の張替えはいつやるのがいいの?と聞かれますと、
実は、障子の張替えは春から初夏の今の時期がおすすめです。

その理由は大きく2つ。

①冬場に障子がないと…かなり寒い!
障子を張り替える際は、当たり前ですが、障子を外します。枚数が多ければ、数日お預かりすることもあります。
普段、障子で仕切られていた部屋が、障子が無いことで大空間になってエアコンの効きが悪くなったり、
隙間風が吹き込んできたり、とっても寒いです。。
「この寒さの中で障子がないのはキツいなあ」と思う方がほとんどだと思います。

でも今の時期なら、エアコンをつけなくても過ごせる日が多いですよね。

②冬場は空気が乾燥していて、仕上がりに難あり!
これは特に関東の場合ですが、冬場は空気が乾燥しています。それが障子の張替えにどう影響するかと言いますと。
障子紙に限らず、和紙は水気を含むと伸び、乾くと縮みます。
極端に言いますと、乾燥した季節は、和紙は縮んだ状態。湿気のある季節は、和紙は伸びた状態、と言えます。
そのため、乾燥した冬場に障子を張ると、湿度の高い夏場に、障子紙が若干弛んだように感じることが稀にあります。
(そういうことがないように、作業場の湿度は常に管理しています。)

というわけで、今の時期は適度に湿度があって、仕上がりが綺麗にいく可能性が高いです。

だからこそ、 「障子の張替えは今のうちに!」 が、実はとってもおすすめなんです。

人におすすめするなら、実践!ということで、障子多めな妻の実家の障子張替えの様子をご報告します。
(ゴールデンウイークに家族で帰省した際に作業しました。)

まずは、ビフォー。写真ではわかりづらいですが、全体的に紙が黄ばんでいたり、所々破れていたりしています。。

まずは、外します。

今の季節は開放感があって良い感じですが、真夏や真冬はエアコンの効きが悪くなってきついですよね。。

続いて、障子紙を剥がしていきます。ここからは小さな見習い表具師も参戦です。

紙を綺麗に剥がしたら、乾かします。この時期、天気が良ければすぐ乾くのも良いですね。

しっかり乾いたら、障子紙を張っていきます。

小さな見習い表具師1号も参戦し、糊付けし、障子紙を張っていき、、

無事に、張替え完了しました!

アフターはこちら。

真っ白な紙になって、部屋が明るくなった感じがします。今回は、破れにくい加工がされた障子紙を使いました。
この紙ですと、開け閉めの時にうっかりブスっ、と指が貫通してしまうことはありません。

【まとめ】
障子は、エアコンに頼らず過ごせる季節に張替えするのがおすすめです。
特に、適度に湿気のある今の時期は、仕上がりが良くなる可能性も高いです。
ぜひご相談ください!

障子張替えについてはこちらもご覧ください。

障子張替えをご依頼いただく際の流れについてはこちらをご覧ください。

Follow me!