最近の書道作品のパネル仕立て実績紹介 ~2023年の事例を振り返ります~
2024年が始まって早1ヵ月。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
表題の通り、今回は、2023年に担当させていただいた書作品のパネル仕立ての実績について
ご紹介したいと思います。書道作品の表装をお考えの方、参考にしていただければ幸いです。
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2023年も多方面からお仕事のご依頼をいただきましたが、
なかでもホームページやInstagramをご覧いただいた方から
「書作品のパネル仕立て」のご依頼が多かった印象です。
そんな2023年の実績を簡単に振り返ってみたいと思います。
和紙を用いたパネルです。お一人の書家様の作品を様々なデザインにお仕立てしました。
こちらもお一方の連作。四季を表現しました。
こちらは、思い入れのあるTシャツをパネルに。
書家様がお好きなアーティストの好きな楽曲、その世界観に合わせてデザインしたパネル。
海外の書家様の作品を初めてパネルに仕立てたり。
ノートの片隅に書かれた署名な方のサインを活かすため、あえてラフな外周をそのままにしたり。
こちらも和紙を用いたパネル。企業様のご依頼で制作した超大型作品でした。和紙の独特の風合いがとても美しく、作品を引き立てているように感じます。
同じく、大型のパネル。飲食店さんの店内看板としてのご依頼でした。
逆に極小サイズのパネルも担当しました。寸法は150✕150mm。もっと小さいサイズも作れます。
以下は、毎年ご依頼いただいている、近代書道芸術院様の社中展でのパネル。
毎年、多くのご依頼をいただき、勉強させていただいております。
今後もそれぞれの書家様のご依頼になるべく沿えるよう努めてまいります。
命名書のパネル。お名前のイメージを膨らませてデザインを考えました。
その他個別にご依頼いただいたパネルの一部をご紹介。それぞれのご要望に応じてデザイン〜お仕立てまで承りました。
↓は、お持ち込みの着物のきれを用いて仕立てました。
制作が非常に難しかったパネルはこちら↓。
掘り込んだり、浮き出たりさせてます。
簡単に考えて「作れる」とお客様に言ったものの、実際に形にするのは想像を超えた難作業でした。
正解があるわけでもなく、今でもより良い納め方があったのではと思ったりします。
大変幸運なことに、この作品は、六本木の国立新美術館で展示がされた後、
スペインの国立サラゴサ美術館に所蔵されることになりました。
優れた書家様と巡り会えた御縁に只ただ感謝です。
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パネル制作に関して言うと、2023年は前年までと比べ、飛躍的な数のご依頼をいただいた1年でした。
使用する材料、形や寸法、デザイン、もちろん作品とのバランス感など、
自分としてのご提案の幅も拡がり、個人的に大変勉強になる1年でした。
2024年も新境地を目指して、精進してまいります!
※当店にパネル制作をご依頼いただく際の流れはこちらよりご覧ください。