表具技能祭2017 その3
表具技能祭に出展した和額のご紹介です。
前回ご紹介した屏風と同じく、
下地骨の状態に「骨縛り」「骨ベタ張り」
「蓑張り①」「蓑張り②」「蓑押さえ張り」
「下袋」「上袋」と下張りを重ねました。
続いて、裂の柄を合わせて張り、
金襴の筋、本紙を張り込んで、
縁を取り付ければ完成です。
柄合わせはかなり手こずりました・・。
全景はこちら。
書は私が書いたものではないですが、
「楽亦在其中矣」という論語の中の一節からの引用で、
『質素な暮らしの中にも楽しみはある』という
意味の言葉とのことです。
次回はインテリアパネルをご紹介します。