段ボールふすまの張替え
段ボールふすま、という言葉を聞いたことは
あるでしょうか。
マンション・アパートなど集合住宅の和室の場合、
この段ボールふすまが入っている可能性があります。
「ふすま」という文字は入っていますが、
通常、表具屋が仕立てるふすまとは異なり、
内部に木の骨組みがなく、
段ボール板の表面にふすま紙が貼られたものです。
初期費用は安く抑えられるのですが、
耐久性が劣るのと、
張替えが難しいというデメリットがあります。
表面に汚れや傷がついた場合、
既存のふすま紙の上に新たにふすま紙を貼るという
方法が取れるのですが、それだと
張替えのたびにふすまが厚くなってしまうので、
せいぜい2回が限度となります。
また、張替え後に、ふすまが反ることが
非常に多くあります。
当表具店でも、段ボールふすまの張替え依頼が
多くあるのですが、
今後もそのお宅に長く住まわれることを
お考えの方には、
骨下地のある本来のふすまに交換すること
もお勧めしております。
段ボールふすまの張替えをご検討の方は、
どうぞお気軽にご相談ください。