古糊の水換え2021
あけましてだいぶ経ちましたがおめでとうございます。
毎年恒例、古糊の水換えをしましたので、そのご報告です。
年に一回、一年で一番寒いとされる大寒の時期に、寝かせている糊の甕(かめ)を開け、水を換える恒例行事です。
まずは昨年から2つに増えた甕を地下から取り出します。
最初は2018年製の古糊から。


封をしている和紙を剥がし、いざご開帳。

昨年、一昨年に比べ、だいぶグロテスクさはなくなりましたが、まだまだボカシが必要なビジュアルです。
昨年同様、白っぽいカビで表面が覆われていました。見た目のわりにほぼ無臭なのも例年通りです。
糊の上に溜まっている水とカビを捨てます。左のバケツにちらっとカビが見えてます。

きれいな水を入れて、水換え完了です。

続いて、昨年(2020年)作った糊の甕を開けます。和紙の封を剥がしている段階から、なんとも言えない臭いが漂ってきました。

中は大変なことになっているのでは。
いざオープン!

!
カビが、ない、、
白濁色の水が表面を覆ってましたが、カビらしいものはほとんど見当たらず。
その代わり(?)、乳製品が腐ったような嫌〜な臭いがします。。
濁った水を捨てると、こんな感じ。

きれいな水に換え、和紙で封をして、水換え完了。

また1年、地下で寝かせます。来年はどんなカビ&臭いに出会えることやら。
以上、2021年のご報告でした。