
①お問合せ・お見積
レンタル額装のおおよその金額については、
こちらのページ内の価格表をご覧ください。
詳細な金額を知りたい場合や、
ご不明点・ご要望がある場合は、
お電話やメールにてお問合せください。

②作品のお預かり
展覧会の搬入日の約3週間前までに
当表具店まで作品をお持ち込みください。
(それ以降のお持ち込みになる場合、
事前にご連絡いただけると幸いです。)
ご来店が難しい場合は、ご郵送いただいたり、
お引き取りにうかがうことも可能です。
お預かりする作品について、
使用されている墨や紙の種類、
不要な余白の有無など確認させていただきます。
また、作品背面の裂の色について
ご要望がある場合はお知らせください。
公募展へのご出展の場合、
作品お預かりの際に、
レンタル額装代と合わせて
出展料をお預かりいたします。
(当表具店が代行して事務局にお支払い致します。)
③作品の裏打ち
まずは、作品の状態をよくよく確認した上で、
霧吹き・刷毛等によって湿り気を加えます。
(墨がにじむことのないよう、
細心の注意を払って行います。)

湿り気が紙全体に行き渡ったら、
紙の折れや皺が無くなるよう、
刷毛でよく伸ばします。


続いて、作品のサイズに合わせて
裁断しておいた裏打ち紙に糊をつけます。
濃すぎず・薄すぎず、均等に糊がついたら、
作品の上に持っていき、刷毛で撫でて接着します。
紙の周囲だけに糊をつけて、仮張り板に張り込み、
乾かします。

こうすることで、乾いたときに
紙がピンと張った状態になります。
余談ですが、裏打ちで使用する糊は、
乾いた後でも、水気を加えれば
作品から裏打ち紙を剥がすことができるものを
使用しています。
そのため、展覧会終了後に
掛軸に仕立て直しをしたいという
ご要望がでた場合、
一度裏打ち紙を剥がして、
掛軸の仕立てに適した裏打ち紙にて
再度裏打ちをします。
※裏打ちについての詳細はこちらのページもご覧ください。
④裂の張込み
作品に適した色の裂・紙を選び、
レンタル額に張ります。


⑤作品の周囲裁断
裏打ちした作品が乾いたら、
仮張り板から剥がし、
長方形になるように
作品の周囲を裁断します。
業界用語では「カネ(90°)を出す」
といいます。
作品の周囲に不要な余白がある場合は、
この時に裁断します。
⑥額への作品張込み
額に作品を張り込みます。
作品の周囲に筋を回して
目立つように装飾したい、
等のご要望がある場合、
この時に作業します。



⑦縁の取付け
縁を取り付けます。
ご希望があれば
アクリルを入れます。
(出展要綱で禁止されている場合もあります。)



これにてレンタル額への額装は完了です。
⑧搬入
搬入日に当表具店にて
会場まで運搬致します。
事務局に額を引き渡し、
お預かりした出展料を支払います。

⑨展覧会会期中

⑩搬出
搬出日に当表具店にて
会場から額を引取り致します。


⑪作品剥がし・ご返却
レンタル額から作品を剥がし取ります。
紙箱に入れ、宅配便にて
ご自宅にお送りいたします。
掛軸や屏風、買取の額への
お仕立てをご希望の方は
お申し出ください。
以上、公募書道展のレンタル額装のお仕事の流れでした。